電子タバコは禁煙席で吸ってもOKなのか?

電子タバコと呼ばれている吸引器具は、各国の薬事法による規制により大きく意味が異なっています。喫煙人口は急速に減少している中で、タバコ産業は新たな製品として欧米を中心として電子タバコを開発し広めている状況です。

火を使わずにヒーターで加熱するタイプで、水蒸気のみを用いることで副流煙に有害物質が含まれない厳しい基準があります。

しかし、日本においては欧米で販売されている電子タバコは違法となるので、電子タバコという通称は現実には即していません。

まだ世の中に安全性についての理解と加熱式タバコの危険性が周知されておらず、税金面からもタバコと認定されているからこそ禁煙席では電子タバコを吸えません。

日本で販売されている電子タバコは加熱式タバコ

日本で販売されている電子タバコは、薬事法に違反している製品を所持していない限りは厳密な意味での電子タバコではありません。

欧米で販売されている電子タバコは、ニコチン入りの液体を加熱して吸引するために、呼気から出るものは大半が水蒸気のみとなります。臭いが周囲に漏れることも無く、体内に少しずつニコチンを取り入れることが出来ます。

しかし、日本で販売されている電子タバコは、本物の葉たばこが入ったカートリッジを加熱しているので、蒸気の中にニコチン以外の物質が含まれてしまいます。

本物の葉たばこを使っているからこそ、電子タバコではなく加熱式タバコという立派なタバコに違いないわけです。

加熱式タバコのカートリッジには葉タバコが入っている

禁煙席というからには、煙を出さなければ良いという理屈を並べる愛煙家が多いですが、加熱式タバコには本物の葉タバコが入っています。

葉タバコに火を付けて燃やせばSmoking加熱して吸えばVapingと区別している欧米とは異なり、日本国内では葉たばこを使っているかどうかでたばこ税の対象可否が決まります。

薬事法によりニコチンを含む液体の販売が違法とされていることは、使用方法により人体に有害だからであって正当な理由があります。

禁煙席で加熱式タバコを吸った時に、一切煙と思わせるものが出ずに臭いも有害物質も一切何も出ないことが証明されて周知されるまでは禁煙席で電子タバコや加熱式タバコを吸う行為は控えるべきです。

愛煙家以外から見た時に喫煙している姿と何ら変わりない

電子タバコと呼ばれる製品が人気となっていますが、喫煙人口が25%を切っていて女性の喫煙者割合が10%未満の状況では、電子タバコ自体を知らない人も多いです。

人は自分に関係がある物や興味関心がある物に対しては積極的に認識しますが、無関心なものは目に入らないことが少なくありません。

愛煙家の中で加熱式タバコが普及していると思えても、喫煙と無関係な日本人の75%には電子タバコの存在がほとんど知られていません。

何か怪しいものを吸って白い煙を出しているから、タバコよりも危険な麻薬の一種では無いかと本気で思う人が普通にいます。認知度が低い状況下で加熱式タバコを禁煙席で吸うことは、社会人のマナーとして不適切と考えられるわけです。

本物の電子タバコなら禁煙席でも喫煙可能

欧米で普及している本物の電子タバコならば、そもそも葉タバコを使用していないためにニコチンの液体を気化して吸っているに過ぎません。

タバコでは無いわけですから、禁煙席でも本物の電子タバコに関しては吸っていも問題ないわけです。

しかし、日本国内では薬事法違反となるので、入手経路や違法性の認識度合いなどの捜査が行われることになるので、社会人が敢えて墓穴を掘ることはありません。

本物の電子タバコと加熱式タバコの区別が出来る人の割合は、非喫煙者ではほとんど区別がつかないことからも、周知が広まるまでは電子タバコを禁煙席で吸うことは避けるべきです。

smokingとvapingを区別しているかがポイント

イベントブースなどでは、禁煙表記の方法が外国人向けに「no smoking,vaping ok」という表記をしている店舗があります。

紙巻きタバコは禁止ですが、電子タバコなら吸っても問題ないという表記です。欧米人が所持している電子タバコは本物ですから、加熱式タバコとは異なり喫煙には該当しません。

日本国内で販売されている加熱式タバコと明確に区別することにより、禁煙席であっても電子タバコならば有害物質が出にくいから問題なしにしようという流れです。

電子タバコが禁煙席でも喫煙出来ることは周知徹底状況次第になる

禁煙席を選んで来店している一般客にとって、周囲でタバコを思わせる器具を使用して怪しい白い煙を出していたら、タバコと麻薬の区別がつきません。

電子タバコに関する規制状況が日本国内で統一されていないために、筒状のものを口から吸って煙と思わせる白い水蒸気を出しただけでタバコでは無いと区別出来る人は喫煙者以外にいません。

加熱式タバコは禁煙席での喫煙は禁止されている

日本国内で購入可能な電子タバコに似た加熱式タバコは、ニコチン溶液とは異なり葉たばこを加熱しているために有害物質の数が電子タバコよりも多くなっています。

火を付けていないために、有害物質の量が抑えられているだけであって、有害物質がゼロになったわけではありません。

加熱式タバコは、加熱した蒸気を吸っているわけですから、厳密には煙でないことは明らかです。しかし、第三者が見た時に煙と水蒸気の区別を明確につけることは難しいという現状があります。

航空機内への加熱式タバコ持ち込みは許可されているものの吸うことは禁止されている

航空機内は安全のため禁煙となっていますが、電子タバコや加熱式タバコの機内持ち込みは許可されています。

なぜなら、タバコメーカーによる航空会社への説明が積極的に行われているからです。しかし、機内で加熱式タバコを吸うこと自体は明確に禁止されているので、マナーが悪い乗客が増えると加熱式タバコの機内持ち込みが禁止される可能性があります。

現在の日本では電子タバコと加熱式タバコに対する周知が愛煙家に対するタバコ会社の売り込みが中心です。

喫煙習慣が無い日本人の75%に対する周知徹底がされていません。知らない製品に対して警戒することはごく自然なことであって、一律にタバコと一括りになってしまいます。

電子タバコの機内への持ち込みに関する記事は、下記にまとめていますので旅行などに行く際は是非参考にしてください。

電子タバコは機内持ち込み可能?>>

愛煙家の立場から判断すると加熱式タバコに対する規制が厳しくなる

禁煙席で加熱式タバコは日を使わないから吸っても良いと考えているならば、愛煙家の傲慢さを嫌煙家に周知徹底させていることになります。

喫煙人口は減り続けているので、煙を排出するわけではなく水蒸気のみが出る電子タバコや加熱式タバコについては、本来ならば禁煙場所でも認められてもおかしくありません。

しかし、現在の加熱式タバコは葉タバコをカートリッジに入れてそのまま使用しているために、ニコチン溶液のみを吸う電子タバコよりも有害性が高いことは明らかです。

見た目が紙巻きタバコと違いが少ないために、喫煙を行えば加熱式タバコだとは分からなくなります。禁煙が明記されている場所での電子タバコ使用は、周囲の何とも思っていない一般客に対して嫌煙家を増やす原因となりかねません。

愛煙家の勝手な判断で禁煙場所での喫煙を行うと、今後の加熱式タバコに対する規制強化に直接繋がってしまうわけです。

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